11月9日(火)の読売新聞夕刊に史学科の辻浩和先生のコメントが掲載されました。
また参考文献の一冊に、著書の『中世の<遊女>:生業と身分』(京都大学学術出版会)が挙げられています。
本?コミック: 中世の〈遊女〉/辻 浩和:オンライン書店Honya Club com
記事は、■Cultureの「日本史アップデート」コーナーで、その回のテーマは遊女?遊郭と「性差(ジェンダー)」でした。
古来、日本の社会は夫婦関係が緩やかだったので、人々は夫婦外の関係を持つことにおおらかでした。
しかし9世紀後半以降、律令制の影響から婚姻の制度化が進んだことにより<遊女>という職業が誕生します。
しかし遊女は体をひさぐだけでなく、宴席に侍り和歌や歌謡を披露しています。
中には流行歌の歌い手として、貴族の男性を弟子に持つ遊女もいました。
辻先生のコメントによると-
遊女は母から娘に継がれる女系相続の自営業で、女性に経営権があったとのことです。
(記事はその後の戦国時代、江戸時代、明治時代へと続いていきます。)
少し古い記事の紹介となってしまいましたが、興味のある方はぜひ直接記事をご覧ください!