多彩な授業を展開している史学科で
ヨーロッパ文化史(史学科選択必修科目:1~2年次対象)の授業を担当している
後藤里菜先生の本が2021年9月末に出版されます。
タイトルは、
『〈叫び〉の中世――キリスト教世界における救い?罪?霊性』
(名古屋大学出版会)
です。
後藤先生は、中世ヨーロッパの<叫び>から、
中世キリスト教文化を読み解く研究をしています。面白そうな研究ですね!
本の内容を紹介すると、
「中世ヨーロッパは叫び声に満ちていた ——。
修道士や「敬虔な女性たち」の内心の叫びから、異界探訪譚が語る罪人の悲鳴、
さらには少年十字軍や鞭打ち苦行運動に伴う熱狂まで、
キリスト教世界に響き渡る多様な〈声〉に耳を傾け、霊性史?感情史の
新生面を切り拓く気鋭の力作。」(出版社HPより)
です!
第2章では「敬虔な女性たち」の叫びが扱われていますので、
女性史に関心のある方にもお勧めです。
図書館にも配架される予定ですので、興味を持った方は、
ぜひ手に取ってみてください。